待ちに待ったハイシーズンが到来してますか?みなさん。
僕には来ていません。。
釣りには毎週行ってるんですが、今年はほんとに釣果に恵まれません。
先々週は湾奥でシーバス、先週は内房方面でエギングしてきたんですが、ノーバイトで終了。
2週連続でノーバイトはやばい..。
そんな絶不調な今秋ですが、今年2016年はアオリイカがやばいくらい湧いてるらしい。
今年釣れなかったら一生釣れないというくらいエギング大チャンスイヤーとのこと。
じゃあ楽勝でしょっつって内房に繰り出したんですが、見事惨敗してきました。関東の釣りは甘くないでぇ。
ということで、ちゃんとエギングについて勉強して、再来週あたりアオリイカのセカンド童貞を卒業しようと考えております。
エギングとは?
エギングは、ここ5~6年でゲームとして手法が確立されてきていて、大人気のルアーフィッシング。
対象は主にアオリイカだけど、色んな種類のイカがエギングで釣れる。
エギングする人はエギンガーと呼ばれたりする。
実際海に行くとほんとに多いですね。エギングやってる人。
バスのワームを使った釣りのような誘いの間やアタリの取り方と、ジギングのアクションを混ぜたようなゲーム性で、確かに面白い。
なんでイカを狙うのにイカングじゃなくてエギングという呼び方なのかというと、「餌木(えぎ)」という日本古来の疑似餌がベースになっているから。
エギは、エビを模した形をしています。
あとエギング人気の理由は、食べて上手いって所じゃないでしょうか!!
日本はどこよりもイカを食べる国らしい!
エギングのポイントは?どんな場所で釣れる?
シーバスやチヌと違って真水に弱く、汽水は好まないので、塩分濃度の濃い場所がポイントになる。
河口でエギングやる人はいない。
漁港や堤防、地磯がポイント。エサを追ってシャローにも差してくるので、サーフもポイントになる。
漁港の場合、川が近くにある漁港よりも、地磯が隣接しているような漁港の方が有利。
イカ自身も泳げるけど、ディープからシャローに移動したりする場合は潮流に乗って移動するので、潮の流れがあたるような場所の方がフレッシュなイカが供給されるのでチャンス。
捕食の方法も待ち伏せ型で、潮に流されてきたエサが目の前に来たらパクっとハンティングすることから、流れが重要な要素とされている。
根(水中の岩)や海藻など、身を隠せる場所が水中にあるのがアオリイカ狙いの場合良いポイントの目安。
コウイカやスミイカという種類は、砂に隠れるので、砂地がポイントになる。
小さいイカは捕食される側なので、ワンドっぽいシャローに逃げ込む。漁港内とか。
エギングタックルのセッティング
ルアーフィッシングなので、ロッドとリールを使います。
エギング用ロッドの特徴
エギング用のロッドは、軽いのが特徴。
アクションはシャクる動作だし、アタリもフォール中にとるので基本的にはロッドを動かさずにじっと待つので、軽い方が有利。重いと腕が疲れますのでね。
パワーも青物などに比べたら弱いので、バットは細い。ラインも細いのでガイドも小さい。だから軽い。
テーパーはファーストよりのロッドが多いようです。シャープにシャクリやすいし、合わせも決めやすい。
エギのよく使用する重さは、10g~25gの間くらいなので、その辺のウェイトが投げやすい設計になっている。
長さは8フィート6インチ、パワーはMLが汎用的。
短い竿でも出来ないことはないけど、やっぱり8フィートくらいの長さがあった方が扱いやすいと感じる。
他魚種のロッドは流用できるか
シーバスロッドならキャスト範囲が被ってるので、使えるっちゃ使える。
でもシーバスロッドはエギングロッドに比べてティップが柔らかくスローテーパーよりなので、エギングロッドより大きな動作が必要になる。
明らかにシャクリづらいのであまりおすすめはできない。
ジャークベイトを扱えるようなバスロッドなら流用も可能なような気がするけど、短いと飛距離的に不利だし、上方向のジャークがやりづらい。
エギングで使用するリール
ダイワの2500番台、シマノの3000番台を使っている人が多い。
エギングではダブルハンドルが有利とされている。
理由はリールの回転を止めてフォールでアタリを待つから。
シングルだと手を離しているとハンドルの重みで勝手に動いたりするが、ダブルハンドルなら安定する。
ラインについて
メインラインは、PEの0.6号前後を使用する人が多い。
リーダーはフロロカーボンの1.5号~2号が一般的。
ラインが太すぎるとエギのフォールする姿勢やスピードに影響が大きくなってしまう。
エギングはエギがフォールする間に食いつかせる釣りなので、ラインの影響度が高いと言われている。
ナイロンラインならフロロより比重が軽いので、太いリーダーでもエギへの影響は少なく出来るが、ロッドのガイド経が細いので太すぎるとライントラブルが心配になる。
メインラインの素材は、他にはエステルやPEにシリコンを混ぜたものなど他素材も使われる。
PEは水に浮くが、水中にサスペンドする比重の素材は、風に強くフォールを多用するエギングに向いているとされている。
個人的には、シーバスと兼用で0.8号のG-soulを使っているけど、ARMORED F+ Proも気になる。
アジングでアーマード使ってるけど、非常にいい感じ!
エギに種類はある?おすすめとか売れてるエギはどれ?
エギのタイプ
大きく分けると、
- シャクった時にシャープにダートして興味を惹かせ、フォールで抱かせるタイプ
- フィンや足などのギミックが付いていて、波動で興味を惹かせるタイプ
の2つがある。
ガンガンシャクるのは疲れるので、個人的には波動タイプが好きになった。
エギの使い分け、カラーと重さ
エギは重さが「号」という単位で分けられている。
アオリイカでよく使われているのが、2号~4号。
基本的には、重いエギになればなるほどサイズも大きくなる。
小さいエギを重くしたい場合は、板オモリやドロップシンカーを追加するチューンも行われる。
春は大きいイカが多く、深い場所にいることもあるので3.5号や4号のエギがメインになる。
一方秋は小さいイカが多く、シャローにも積極的に上がってくるので、2.5号や3号の出番が多くなる。
カラーは、
- ナチュラルな地味系
- イワシ系
- オレンジなどシルエットはっきり系
- ブルピンやマーブルなど中関係
- 金銀系
など、他のソルトルアーと同じようなカラーラインナップになっている。
オレンジ・ピンクは使用頻度高め。
釣具屋を観察すると、特にオレンジ系が一番売れている様子。
マズメ時は金色系が強いとされている。
夜はケイムラやグローなどの発光塗料が塗られているカラーも人気。
エギメーカー
ダイワやエバーグリーンなど色んなメーカーが参入しているけどこっちは新興勢力。
「YAMASHITA」と「ヨーヅリ」「DUEL」のエギがメジャー。
YAMASHITAはシーバスルアーなどを出しているマリアと同じ会社。でもエギはYAMASHITAで売ってる。
ヨーヅリはDUELと大本は同じ会社。でもエギは別ブランドとして売ってるのかな?
YAMASHITA「エギ王Q LIVE」
YAMASHITAのエギシリーズの基本モデルが、エギ王Q LIVE。
ダート系のエギ。
とにかく人気でカラーも多い。使ってる人多し。
よくわからなかったらとりあえず、エギ王Q買っておけばOKみたいなノリ。
ボディがちょっと温かいらしく、イカには生物感が感じられるとのこと。
ヨーヅリ「アオリーQ」
エギの超基本モデルみたいな扱い。
エギングブームに火が付いたころからの定番ダート系エギ。
ただ、アオリーQはめちゃくちゃ細分化されていて、シャロー、ディープ、エース、プレミアムなど種類がたくさんあって初心者としては選ぶのに困る。
ヨーヅリ「パタパタQ」
ヨーヅリの波動タイプならパタパタQ。
エラみたいなのが顔の横についていて、フォール中にプルプル震えることによって波動を起こす。
ベイトのヒレの動きと勘違いしたイカが抱きついてくるという寸法。
DUEL「EZ-Qキャスト」
ややこしいけど、「パタパタフット」と呼ばれる足が付いたエギが、DUELの「EZ-Q CAST」。
個人的に、気に入ったエギNo1。
フォール中にお腹に付いた足がワサワサ動いて波動を生み出す。
足が水を動かしてイカを誘うので、目一杯ダートさせなくてもイカにアピールしてくれる。
1日フルキャストしても思いっきりダートさせても足が千切れなかったのもポイント高い。
「EZ-Q マグ キャスト」の方は、足が生えてないので注意。
ルアーケース・エギケース
エギは仕切り付きのルアーケースに入れるか、エギケースを使って持ち運ぶのが一般的。
エギケースは針の部分をスポンジに刺して固定できるので、1本づつ保管できる。
100均に売ってる書類ケースでも代用可能だけど、引っかかったりするのでちょっと使いづらい。
エギの動かし方、エギングのロッドアクション
ヒュンヒュンとロッドをシャクって、エギをダートさせる。
バスのジャークベイトをダートさせる時にロッドを横方向に払う動きの縦バージョン。
一瞬ラインをたるませてからサビくとダートしやすい。
ロッドを元の位置に戻す時に余ったラインをリールで巻取り、またジャーク。
ワンセットで2~3回ジャークさせてからエギをフォールさせる。
ジャークでイカに興味を持たせて、フォールで抱かせる。
シャクる動作にも腕の差がでると思うけど、フォール中のテンションのかけ方がキモで、上手い人はフォール中のテンションは状況に応じてコントロールしている。
動かし方は、文字より動画観たほうが分かりやすい。このシマノの初心者向けエギング動画はとても分かりやすかった。情報戦ではシマノはダイワの数歩先を行ってますね。
エギのシャクリ方・テクニック
代表的なシャクリ方は3つ。
- 基本シャクリ
- 2段シャクリ
- ショートピッチジャーク
具体的な動かし方は動画の24分付近を参照のこと。
どの動きがイカにアッピールできるかは当日の状況によるので、組み合わせてアタリを探る。
シャクる前に気持ちロッドをシャクる方向と反対側に送ってラインをたるませてから、シャクるのがダートさせるコツ。
あとエギが着底している状態から思いっきりシャクると、根がかるリスクは跳ね上がる。
根掛かりが心配な場合は、着底後はゆっくりめにエギを持ち上げて、地底の障害物をかわしてから、シャクるほうが根掛かりのリスクが減る。
シャクった後はロッドを止めてカーブフォールさせるのが基本。
ロッドをゆっくり動かしてラインを引っ張り、エギが水平に移動するイメージで操るテクニックもある。表層など特定のレンジを攻める時に使用する。
アタリの取り方
イカは、フォール中にエギにアタックしてくる。イカは足でエサを捕まえるので、エギを抱く・抱かせるなどと表現する。
アタリの取り方としては、ラインテンションを張っていれば、手元に伝わることもあるが、これはレアケース。
無風時にはラインの動きでアタリを察知する。
ラインの微妙な動きを観察することで気がついたり、ラインが走ったり。
風が吹くとラインでアタリを取るのは難しいと思われる。
ラインや手元の感覚で分からない場合はプロでも次のシャクリの動作で移動的に合わせが入ることもある。
シャクる前に少しラインを張って、エギが動くかどうかで判別する方法もある。
デイゲームとナイトゲームの違い
イカは光を嫌う傾向にあり、日中はボトムにいることが多い。
夜は捕食のためにレンジが上になる傾向がある。
日中はエギを激しく動かし、ナイトはそれほど強くダートする必要はない。
水中の光量によってカラーは調整する。
エギングではサイトフィッシングが出来るので、デイゲームが特に人気。
夜だとチェイスしてきているのかどうかが分からないので、イカがいるのかどうか不安になってくる。
エギングに有利な気象や水質、季節的な条件など
イカの適水温は20℃~30℃で、30℃付近で一番活発に捕食活動を行う。
15℃以下、35℃以上で弱るか死ぬ可能性が高まる。
なので、季節的には春と秋がチャンス。
以下はだいたい1年で一生を終えるとされていて、春が産卵シーズン。
冬の水温が低くなる時期は深場に移動し、17℃くらいになると、産卵のために浅場へ移動してくる。
産卵を意識する個体は大型になるので、春はランカーを釣るチャンスの高い季節。
秋はその歳に生まれた個体がエギングの対象になるサイズになり数釣りができる季節ということになっている。
4~5月が産卵の最も活発なシーズンで、遅い個体は9月頃に産卵を意識するケースもある。
秋は小さいのしかいないということではないらしい。
シーバスと違って濁りはあまり好ましくないとされている。雨が続いて塩分濃度が下がるのもマイナス要因。
風強いとエギは操作しにくいし、うねりが出ると砂が巻き上がって濁るしでエギングにとっては最悪。
風のない凪の日がエギングはやりやすい。
まとめ
動画や雑誌で学んだ基本的なエギングの知識をまとめてみました。
11月頭に、平日有給取ってエギングで有名な漁港にリベンジに行ってくる予定です!
アオリイカ食いたい!!