ミスト式で水草も成長してきて、いよいよ水入れ間近となりました。
みなさん、どうもこんにちは。
アクアリウムを始めるにあたって取り揃えた物品たちと、その費用について紹介します。
アクアリウムに興味のある釣り人の参考になればと思います。
集めた物品と費用、その購入先
必要なアイテムとかかった費用に加えて、その購入先も記しておきます。
水槽・台などの機材類
水槽 KOTOBUKI レグラス クリスタルキューブ300 30cmキューブ
水槽には一般的な規格がいくつかあります。
一般家庭で使われる大きさは、横幅が 30cm、45cm、60cm、90cm、120cmの水槽かと思われます。
基本的に水槽って横幅60cmだったら奥行きが30cmの長方形になっています。
今回僕は、横幅が30cmで奥行きも30cmの正方形のキューブ水槽を選びました。
小型水槽だと正方形のキューブ水槽があります。
水槽を作っているアクアリウムメーカーは、釣りで言うロッドメーカーくらいの選択肢があるんですが、コトブキ工芸というところのキューブ水槽を購入しました。安かったんでね。
購入先は「チャーム」という最大手のネットショップです。釣り業界でいうナチュラムです。
値段は3,000円くらい。
もっと高い水槽もあります。何が変わるかというと、水槽の面をつなげているシリコンの処理がキレイで目立たない&ガラスの透明感が高いという点です。
水槽台 GEX ステンレス水槽台
組み立て式のステンレス製水槽台です。
これも安いから選びました。
キャビネットと迷ったんですけどね。
もう一台30cm水槽を起きたかったので、60cmの水槽台を購入しました。
これもチャームで。
上下2台置けるようになってるんですが、下段には60cm水槽を置いて、水草やメダカなどの養殖に使おうと考えてます。
水草も買うと高いんですよ。なので子株を育てるスタイルで行こうと思います。
水槽台も何種類かあって、僕が購入したステンレスの水槽台の他には、
・キャビネット型
・ウッドラック型
が一般的です。
キャビネットの利点は、ろ過器やメンテナンス道具を下段に仕舞えて、見た目がスッキルすること。そのかわり水槽は上段にしか置けません。
ウッドラックは、ステンレスラックと同様2段使えて見た目もかっこいいんですが、ステンレスラックに比べると高額です。
自作する人もいますね。
その他の水槽周りの機材類
水槽台用の板。水槽にかかる負荷が一定になるように水槽台の上に置いてます。
ちょっと滑るので、100均の地震対策コーナーで滑り止めを買ってきてかませてます。
今回は導入しなかったんですが、床にかかる負荷も一定にしたい場合は、水槽台の下にも板をひきます。
4つ足の水槽台だと4点に圧力が集中するので、床が凹みがちです。
モノタロウとかで「コンパネ」って入れて検索すると出てきますので、通販でも買えます。
もしくはホームセンターで買うかですね。
費用など小計
水槽、水槽台、板で7,000円くらいでした。
照明、ろ過器など電気で動く系の機材
お次はアクアリウムで使われる電源が必要なアイテムたち。
照明 KOTOBUKI フラットLED
照明もコトブキ工芸。30~45cm水槽用のLEDです。
選んだポイントは、光に白色に加えて青と赤の色が入っているところ。あとは安さ。
水草を育てるには光の色というか波長が大事なんですよ。
高いライトは、光量が強かったり、光の色を調整できたりします。
フラットLEDの白青赤のやつは、安いんですが波長的には水草が育つもののはずです。
ですが、植えた水草の種類的に1本では光量が足りないかなと思ったのでデスク作業用のクリップライトを追加してます。
これは蛍光灯ですね。持っていたのを使ったので値段は分かりませんが、今ならLEDのライトが数千円で買えると思います。
ろ過器
水槽で生き物を飼うには、ろ過器を導入する必要があります。
ろ過器には色々種類があります。外部フィルター、上部フィルター、外掛けフィルター、底面フィルターが一般的です。
ろ過器の容量が大きいとその分ろ過能力も高くなります。外部フィルターはろ過器を水槽の外に設置するので、容量を確保しやすくろ過能力が高いです。
他のろ過器は値段やメンテナンスが手軽にできる点がメリットです。
ぼくは外部フィルターを使用する予定なんですが、これは昔使っていたやつを引っ張ってきました。
今はもう生産していないニッソーの外部フィルター。
一応、60cm水槽まで使えるやつです。
いま小型水槽用の外部フィルターを買うとすれば、5,000円~10,000円くらいで手に入ります。
CO2添加キット
水草は光合成をして成長します。光合成には光と二酸化炭素が必要です。
水中にも自然と二酸化炭素が存在していますが、強制的に添加すると水草が喜びます。
水草をもっさもさに成長させたかったので、中学生の時に手が出なかったCO2添加機器を導入します。
一式の内容は
CO2ボンベ、減圧器(レギュレーター)、電磁弁、スピードコントローラー、逆流防止弁、バブルカウンター、ディフューザー
こんな感じ。これらをチューブで接続します。
ややこしいですが、一式セットで売ってるの買えば問題ないです。内容についての理解は後でもOKかと。
色んなメーカーがあるというか、レギュレーターは一般工業製品なので選択肢は無限にあるんですが、アクアリウム用として売ってるとこのが無難かと思います。
よく見るのは、
アクアクリスタル、はるデザイン、WaterPlantsWorld、グリーンズ。あとはチャームのオリジナル。
この辺のメーカーが一般に流通してるボンベと規格が共通しているもの。
ADAは見た目が非常にかっこよいのですが、独自規格でお高いという特徴があります。
WaterPlantsWorldの電磁弁一体型レギュレーターのセットを買いたいと考えています。
これはディフューザーを使わずにフィルターのホースに接続して添加するセットが付いています。
CO2の泡が水中に漂うのを鑑賞したいので最初はディフューザーを使う予定。飽きたらホースに繋げます。
でも、WPWのレギュレーターは人気みたいで、現在生産入荷待ちです。
待ちきれない場合は、クリスタルアクアのレギュレーターを買うかも知れません。
価格はだいたいボンベ付きのセットで15,000円~20,000円くらいが相場です。
ボンベは1年くらいもつんかな。
プログラムタイマー
照明はずっと点けている訳ではありません。自然界と同じように昼と夜を作らないと水草は成長しません。
でも、いちいち手動でオンオフするのは面倒です。
そこで活躍するのがプログラムタイマー。
スマホの目覚ましアラームと同じ要領で、何曜日の何時何分に電源をオンオフする。の制御をすることができます。
CO2の添加も照明と同じようにタイマーを使って明るい時間帯だけ作動させます。
ろ過器はずっと作動させっぱなしでOKです。
2系統の時間を設定できるタイマーで5,000円強ってところでしょうか。
僕は中古で1系統のタイマーを500円で購入しました。安く手に入って嬉しいんですが、液晶が壊れていて設定は非常に困難な点が玉にキズです。
タイマーから延長コードでコンセントを分岐させてます。
費用の小計
照明が2つで5,000円。
ろ過器が7,000円。
CO2セットが15,000円。
タイマーが5,000円。
合計32,000円也。
僕の場合は、中古や元々持っていたものがあるので、20,000円とちょっとになります。
CO2添加機器も中古市場で調達できればもっと安く抑えられるんですが、なかなか手に入りづらいようです。
すぐ売れちゃいますね。
熱帯魚と水草
アクアリウムの主役たる生体たち。
僕は水草メインで育てたいので、熱帯魚は小型魚とコケを食べてくれる生体を入れる予定です。
あとはかっこよくレイアウトするための素材とか。
ソイルとレイアウト素材
30cmの奥行きで急斜面を作りたかったので、園芸用の軽石で底上げを行いました。
その上にアクアソイルという養分の含まれた土を粒上に焼き固めたものを投入。
4kg分くらい使いました。
ソイルをさらに盛ったり、石の位置を調整する。レイアウトの完成形を想像しながら行うこの作業がめっちゃ楽しい。
最後に流木を乗せて完成。
石と流木が高いんですよ。
これで石は5,000円分。流木が1,500円くらいです。
水草
水草はアクアショップの水槽で育てているものを株ごと売ってもらいます。
それをビニル袋と新聞紙にくるんで持って帰ってくるのがトラディショナルな買い物方法だったんですが、今は組織賠償でカップに入ってる商品もあります。
この水槽に入れてるのは、グロッソスティグマとピグミーマッシュルーム。
ADAというアクアメーカーの、カップに入ったの水草を購入しました。
それぞれ1,000円くらい。
今回急斜面レイアウトを作成したのですが、水を入れる前に水草を育てて土砂崩れが起こらないようにする狙いがあります。
そのために、這うように茎を伸ばして成長するタイプの水草を選びました。
匍匐(ほふく)した茎から根が出て、土を捕まえるので斜面が守られます。
最初はスカスカだったんですが、2ヶ月でだいぶ成長しましたね。
他には、ブセファンドラという上手に育てると花が咲く種類の水草を入れてあります。
水を入れる段階になったら、シダ系や、クリプトコリネの仲間、ハイグロフィラなど活着系の水草を入れる予定です。
追加分が3,000円くらいになるかな。
生体
水草が元気に育つ栄養豊富な水を作ると、招かれざる客であるコケも発生します。
見た目に美しいコケならいんですが、藍藻みたいなアオミドロ系のコケは臭いし見た目も良くないので、発生してほしくありません。
そういうコケをエサにする生き物を入れておく必要があります。いわゆるコケ取り生体です。
代表的なのが、エビ。
ヤマトヌマエビとかミナミヌマエビが一般的です。ヤマトはでかくなるので、ミナミヌマエビを10匹くらい入れておこう。
あとはオトシンクルス。これもコケ取り生体。水槽のガラス面にくっつく姿がかわいいです。3匹でいいかな。
あとは見た目にキレイな魚を入れる。
今考えてるのは、ラミーノーズテトラ。
頭が赤くて尻尾が白黒。日本の淡水にはない配色。
あとはなにかしらのグラミーか、ラミレジィを入れて繁殖に挑戦したいと考えています。
コンゴテトラとかレインボーフィッシュもいいな~。でもこれらは大きい水槽でやりたいかな。
生体は合計で3,000円くらいになる予定。
費用の小計
軽石とソイルで3,000円
石とか流木などレイアウト素材が6,000円
水草が5,000円
生体が3,000円
合わせて12,000円。
その他備品など
あとはメンテナンス道具などの備品があります。
ピンセットとハサミ
必ずしもアクア用である必要はないけど、アクア用の方が使いやすいんだなとは思いました。
値段はピンきりなんですが、1,000~3,000くらいで買えます。
水草を植えたり、伸びすぎた草をカットする時に使います。
ホースなど
軽油を汲んだりする時に使うキュポキュポ付きのホース。
水換えの時に使います。
あとはバケツ。
水換え意外にもレイアウト素材を洗ったりする時など、なにかと出番があります。
蛇口からバケツに水を汲んで運んでもいいんですけど、長いホースがあると便利。
水道水は塩素が含まれていて、そのままでは魚にダメージがあるので中和する必要があります。
中和剤を使うのがいちいち面倒な場合は、アクアリウム用の浄水器もあります。
小計
備品関係で10,000円くらい使ったかな。
ハサミは中古で手に入れて、浄水器はセール品を手に入れました。
30cmキューブ水槽を始めるにあたって発生した費用合計
計算したら、合計でだいたい6万円くらいでした。
これから遣う分も含まれているけども。
3~4ヶ月かけて揃えたので、そんなに使った意識がありませんでした..。
手軽に始められるので、みなさんもどうぞ!と締めようと思ってたんですが、釣りと変わらないくらいかかりますね。
逆に言うと釣りと同じくらいの費用感で始められます。
釣り好きなら絶対にアクアリウムも楽しめると思うので、一緒にどうですか?
毎日ちょっとした変化があるので、楽しいですよ。