基本的に、工業製品の初期ロットは買わない主義なんですが、ブログ読者のために人柱になる覚悟で買いましたよ。
しかも、ステラとかイグジストとかフラッグシップ級のモデルは、買える人は買えばいいし、良いのは分かるけど、値段が高すぎるし、実際はオーバースペックだろうし、素人がドヤ顔で語ってるのをみてもウザいし、釣れる時は道具なんか関係なく釣れるわという想いの強いワタクシとしては、ルビアスは高い買い物です。
あのiPhoneでも初期ロットには、過去にとんでもない不具合があったケースもあるので心配してたんですが、特に不具合はなく、今のところは当たりマシンを手に入れられたんじゃないかと思っています。
ということで、まだ手の平で数えられるくらいしか使ってませんが、インプレ的な感想文を書いてみようと思います。
これまでシーバス用としては14カルディア2508PE-Hを1年弱使っていて、NEWルビアスと同時にバス用として12ルビアス2506-Hを買いました。
せっかくなんで、15ルビアスを使ってみた感想と、旧モデルとの比較、カルディアとルビアスの比較もしてみたいと思います。
15ルビアスのスペック、旧モデルからの変更点など
カタログ上のスペックや変更点などをまとめておきます。
詳しいスペックは公式サイトを参照のこと。
僕が購入したのは、「2508PE-H」。(ちなみに2508には他にダブルハンドル仕様の2508PE-DHが出てる。)
スペックは、
自重・・200g
ギア比・・5.6
巻き取り量・・84cm/1回転
巻糸量・・PE0.8号-150m PE1号-120m
ボールベアリング・・8個
となっております。
シーバスで使うなら、2510PE-Hか2508PE-Hを選ぶ人が一番多くなるでしょうか。
メインで使うラインの太さで選べば良いと思います。2510はスプールの形状が違うせいか5g重いです。
2508PE-DHはエギングユーザーを意識してのことだと思うけど、ゆっくり引けて、巻いている時の違和感も感じやすいと思うので、バチシーズンのシーバスにも持って来いですねぇ。
旧ルビアスと新ルビアスの比較と感想
スペック上の変更点
旧ルビアスからの変更点は、
- 軽量エアローターの採用
- ATD(オートマチックドラグシステム)の搭載
- メインシャフトにボールベアリングの追加
大きいのはこの3点。
ローターが軽くなった分なのか、各モデルとも旧ルビアスから5g軽くなっている。もともとが軽いリールなんでしょうがないですが、正直もっと軽くなっちゃうのかと思ってました。
そして、イグジストに搭載されて話題になってたATDが早くも搭載されましたね。
当然、内部機関まわりにはマグシールドが搭載されてますが、ラインローラーのベアリングには搭載されませんでした。
他には色とかデザインがガラッと変わりましたね。
12ルビアスに貼ってあったカーボンシールはなくなりました。
イグジストっぽい黒系統、高級感は増しました。
でも定価も上がってる。3,000円くらい上がりましたね。高級感っていうより、高級になってる。
12ルビアスと15ルビアスを使い比べた感想
まず、空回しした時の感触ですけど、滑らかさは変わりなく良い感じ。12はノーマルギアでもしっとりはしてるけど若干重い感じがありましたが、15はすごく軽くなってます。
これは、ローターが軽量化した効果なのかな?
動き出しが凄く軽くなってます。
自重ももともと軽いし、さらにローターが軽くなったことによって、感度も良くなっているんだろうなと想像できる巻き感ですね。
ちゃんとフックアップするようなアタリなんて、リールの感度がなくても感じ取れると思うけど、情報量が多い方が面白いですよね。
でもこういうリールって(キャスティングの店員も言ってたけど)ちょっとでも不調があると敏感にノイズを拾ってしまう印象があります。
あんまり気にしない方ではあるんだけど、それがちょっと不安。気になると集中できなくなりますからね。
14カルディアと15ルビアスの比較と感想
スペック上の違い
15ルビアスのスペック表
14カルディアのスペック表
出典:http://www.daiwaweb.com/jp/fishing/item/reel/spin_rl/caldia2014/
自重・・15ルビアスの方が20g軽い
ボールベアリング・・ルビアスの方が2個多い
2個はスプールを受けてるシャフトのとこと、ハンドルに入ってる分だったかな?
間違ってたらすみません。
使ってみた感想
シーバスロッドに着けて持ってみると、そもそもがバスやトラウトタックルと比べて重いので、すげぇ軽くなった!って印象はないんだけど、1日釣りした後の手首の疲れ具合が全然違いました。
手元の20gはやはり、大きいです。
巻き心地については、シーバス用のミノーやシンペンみたいな、ウォブリングの少ないルアーを引いてると、空回しした時より違いを感じます。
巻きが軽くなった分、ルアーが受けてる水の抵抗とか、バランスが崩れたとか、分かりやすい。
別に、手に取るように分かる!って訳ではないですけどね。
シーバス実釣で15ルビアス2508PE-Hを使ってみた感想
合わせるロッドはラブラックスAGS96MLM。実際にシーバスを釣るのに、買ってから2週間以上かかってしまいました。。
一応釣れたんで、使ってみた感想ということでインプレしてみます。
まず感じるのは、軽さ!ダイワの中ではイグジストの次に軽いリールです。さすがに軽い。
カルディアを使っていた時は、デイでバイブを3時間くらい投げ続けていると手首が痛くなってくるんですが、ルビアスだと負担がだいぶ軽減されます。
巻いてみた感じは、劇的に良い!!ってことはなく、値段なりに滑らかになったなぁという感じ。普通にカルディアよりは良くなってる。エリアトラウト用だけど、11バイオマスターから12ルビアスに変えた時はあまりのシルキーさにビビリましたが、それほどの衝撃はなかったです。
14カルディアの出来が良いってことなんでしょうね。
比べれば違いはあるけど、大きくは違わないです。
ギヤ比や巻き取り量は変わらないハズなんだけど、若干巻きが軽くなったかなと感じます。新型軽量エアローターの恩恵??
ローターが軽くなったからなのか、自重そのものが軽いからか、巻いている時の違和感とかノイズみたいなものはすごく拾うようになりました。
ルアーがバランスを崩した時とか、ゴミを拾った時、ルアーが受けてる水の抵抗など手に伝わってくる情報は増えた。
で、ドラグ。新規搭載のATD。
合わせる時のような瞬間的なテンションではグッと止まって、魚が走るときには滑らかにドラグが出て負荷がかかるようになってるとのこと。
その性能を確かめるべく、いつもよりドラグを緩めにしてたんだけど、しっかりノリました。
手元にガツンとくるようなアタリ方だったんですが、完全にノッてからジジジっとドラグが出て行ったので、ATDは機能してたんじゃないでしょうかね。
ドラグが出ている時も、12ルビアスより滑らかになっている感触がありました。あと、音は完全に変わりましたね。12ルビアスはうるさかったですからねー。
15は12に比べて控えめで上品な音になりました。
まとめ。14カルディアと15ルビアスどっちが買いか
15ルビアス、カルディアより値段なりに良くなっている。上位互換。という印象です。
どっちが買いか。もうこれは、お財布事情によるとしか言えないんじゃないでしょうか。
でも予算が許すなら、ルビアス買っておいた方がいいんじゃないかとは思います。
1年くらい使ってると、どうしても上のランクのリールが欲しくなっちゃいますから。
そして、ここにシマノのリールを加えると、ルビアスが若干高くなったことによって、ツインパワーが比較のテーブルに乗っかってきて非常に悩ましいんですが...。
予算が足りない、リールに金をかけるよりルアーを揃えたいという人はカルディアでも、十分満足できるレベルだと思います。シマノのストラディックも評判はすごいいいし、技術の進歩はすごい。
あ、あと手首に爆弾を抱えている人は、ルビアスの方がいいですね。20g違うと負担が全然違います。
ダイワで上のランクのリールは、セルテートとイグジストがあります。
セルテートはメタルボディでコンセプトが違うので、ルビアスの方がいいって言う人も中にはいるかもしれない。
イグジストは高すぎる。
コストパフォーマンスというのを考えると、ルビアスやカルディアの値段帯のリールが僕は好きです。
ハイエンドって、1%の性能向上のためにミドルエンドの10倍のコストをかけるみたいな世界だと思うので。
生活信条的に、バリューというかお値打ち感のあるものが好き。
そういう意味では、40%OFFで12ルビアスを買うのが一番だった気もしてます。
これからは、ルビアスとカルディアは値段帯的にも性能的にも悩む人が多いかなと思って、意識して書いてみました。
そんな人の参考になれば、幸いです。