ベイトロッド専門メーカー「FISHMAN」
Fishman
http://www.fish-man.com/index.html
怪魚や海外フィッシングのイメージが強いメーカーだけど、今バス釣りやシーバスアングラーの間でも話題のかなりキテいるメーカーである。
個人的には、お金があったら欲しいなぁ、くらいの気持ちだったのに、この釣りビジョンの放送を観たらすんげー欲しくなってしまった。製作者の赤塚さんがタックルの紹介をしている。
FISHMANは、海外遠征を想定しているメーカーだけあって、ほとんどのロッドが3本継のパックロッド仕様になっている。
なってるんだけど、パックロッドという点より、このメーカーが作るロッドのコンセプトに心が惹かれている。
ベイトロッドメーカーFishmanのコンセプトはとても簡単。《高精度ピンスポ撃ち》《ゼロバックラッシュ》《飛距離》この3つを高次元でクリアできれば釣りが変わる。今まで撃てなかった複雑なポイントに入れられる。飛ばなかったポイントまで飛ばせる。そしてトラブルレス。そんな夢の様なロッド作りに全力で向かっているメーカーである。軽量ルアー2gから200gオーバーまでも背負えるロッドラインナップ。Fishmanは興奮・快感・感動をリアルに感じられるギアを作り続けている。
キャスト時にロッドががっつり曲がる、でも収束はとんでもなく速いらしい。
キャスト時にロッドが曲がってタメができるから、ピン打ちの精度が出て、
曲がってから戻るのが速いから、ルアーの初速が出てバックラしづらく、
飛距離もでる。
ということらしい。
シマノとかアブの遠心ブレーキと相性が良さそうですね。
ベナンベナンな曲がるロッドではなく、そのエリアの主を釣り上げるパワーを持たせつつ曲がるロッド。
その性能はキャスト性能に寄与するだけでなくて、魚を掛けてからも楽しそうだと思う。
持った感じ固いのに、魚をかけてる動画をみるとすげー綺麗にバットの先から曲がってるんですよ。
しかもベイトロッド。投げてるだけでも楽しそう。
FISHMANについて調べていて初めて知ったけど、河川でのドリフトの釣りでもベイトならではの小技もあるらしい。
あえてクラッチをフリーにして糸を送りながらドリフトさせたり、そっからシェイクを入れたり。
隅田川シーバスで橋脚を攻める時にもベイトは有利ですね。
クラッチフリーでフォールさせてても、即座に指でスプールを押さえてアワセられるし。
そんなFISHMANには、BristとBeamsという2種類のブランドが存在している。
「BRIST」(ブリスト)breakthough in strange stickの頭文字からの命名。
特にBRISTシリーズは曲がるけど剛竿という、矛盾する要素が同居する摩訶不思議スティックという位置づけ。
その中でも5.10(通称ゴーテン)は6フィート弱と、短いのに強くて曲がるなんていうブランド名を体現するようなロッドなんだとか。
BristとBeams合わせて、現在8種類ほどのロッドが発売されているんですが、検討のテーブルに乗ってるのが下の3本のロッド。
当初Brist5.10LHがいいかなぁと思ってたんだけど、各ロッドの性能について学んだり、色んなシチュエーションを想像してたら、迷いまくって決められなくなってしまいました。
金があれば全部買うのに...。
どんな旅用ロッドが欲しいのか
頭のなかで考えてたらまとまらなくなってしまったので、僕の希望とロッドの特徴を文字でまとめてみようと思います。
今回のロッドに求める条件はこんな感じ。
第一の条件「旅用のロッド」
移動が楽な、旅用のパックロッドが欲しい。
何本もロッドを持っていけないから、キャストウェイトの範囲が広くて、バーサタイルに色々使えるロッドが欲しい。
色々の内訳としては、海でのルアーフィッシングが多くなると思う。
あとは、芦ノ湖や中禅寺湖など山上湖でのレイクトラウトもやってみたい。渓流もいつかチャレンジしなくては。
希望湖や木崎湖などのスモールも釣らなきゃなぁ。
琵琶湖や八郎潟にも行ってみたい。
まぁでも海無し県で育った身としては、旅と言えば海のあるところに行きたくなる。
こんな感じで海を中心にして色んな所で使えるロッドが欲しい。
第二の条件「普段も使いたい」
せっかく高いロッドを買うんだし、Bristはキャストが楽しそうなので、遠征の時だけじゃなく、普段も使えてなるべく出番が多くなるほうがいい。
頻度で考えるとこうだ。
シーバス>ナマズ≧バス>ソルトルアーフィッシング全般
第三の条件「新しい用途にも使える」
新しいロッドを買うんだから、今持ってるロッドの用途や特徴と被らない、新しい用途をカバーしたいという考えもある。
興味があるけどまだ対応してるロッドを持ってないのはこんな釣り。
- ボートシーバス
- ビックベイト、デカトップ
- (ショア&オフショア)ジギング
Bristシリーズの特徴や良さなどについて考えてみる
混乱してきたので落ち着いて考えてみた。
Brist VENDAVAL 8.9M
ベンダバールは8.9フィートとかなり長い。
投入場面は海や河川の河口部など大場所ということになる。
魅力はその飛距離。ベイトで夢の100mキャストというのがキャッチコピー。超投げてみたい。
飛距離は海方面への遠征では大きな武器になる。
逆に言うとそれ以外の場所ではちょっと使いづらい。バスの陸っぱりとか。
ボートの上で9フィートのロッドを振り回すのもちょっとキツイ。
割りきって海への遠征用ロッドとしてはアリだけど、出来る限りいろんな場所で使えるロッドが欲しいので、FISHMAN最初の1本としてはどうか。
あ、でもレイクトラウト用には長さが活きるのかなぁ?いや、ウェーディングするんだっら短いほうが良い??どうだろ。
今持ってるシーバスタックルもバットはMパワーで不足はない。
用途的にはシーバスタックルがパックロッドになるようなものといえる。
所有タックルがカバーしてない釣りができるという観点からも微妙。
今あるのを売って、買い換えるならアリだな。
Brist 5.10LH
ゴーテンの柔らかい方。
推奨キャストウェイト範囲が7g~28gということで、7~9cmのミノーから1オンスくらいの鉄板バイブまで投げられる。
手持ちのMHのバスロッドが10g~30gだったので、MHのバスロッドのイメージでもある。
15gくらいのルアーが一番投げやすいらしいので、シーバスとバス釣りにはちょうどよい。
インプレ記事を読み漁ってたら、5.10LHはバスロッドのM~MHくらいのパワーという意見もあった(MXHがバスロッドのH)
通常のセッティングで背負って投げられる「推奨範囲」が7g~28gということで、キャスト可能範囲は2オンスくらいまでいけるらしい。
リールのセッティングができれば、2gのジグヘッドもキャスト可能なんだとか。
バーサタイルで良いですねぇ。
今後やる可能性のある釣りとして、ボートシーバス用のロッドとしても使えるのが良い。
ボートシーバスでピンを打つなら、MXHよりLHが向いているって製作者の赤塚さんが言ってました。
同じ魚を釣るなら曲がるロッドの方が楽しいと思う私としては、LHはしっくりくるような気がしてます。
問題は飛距離。ショアから釣りをする場合、飛距離が足りないんじゃないかという不安がある。
普通の6フィートロッドより飛ぶとは言っても、実際どうなの?という。バス・ナマズにはまったく問題ないけども。
軽いルアーはLHの方が飛ばせるらしいけど、基本的にはMXHの方が反発が強い分飛距離は出せるということらしい。
Brist 5.10MXH
ゴーテンの強い方。
インプレ記事では、バスロッドのHクラスな感触らしい。
推奨キャストウェイト範囲が7g~40gとなっていて、こっちの方が幅広い。
安心して振りきれるのが40gまでということですが、2オンス(約56g)も投げれるとのこと。
飛距離は軽いルアーならLHだけど、絶対的な距離はこっちのMXHに軍配があがるという関係性。
この動画を見ると、海でライトショアジギングをやるにも十分な飛距離が出ているような気もする。
これ投げてるのフロッグですよ?
当初、欲しい度はLHが頭一つ抜けてる感じだったんだけど、この動画を観たらMXHがすごく欲しくなってきた。
キャストの静止画も凄いんですよ。
この曲がりからの...
この戻り!
収束が早すぎて投げてる本人はここまで曲がってる感じがしないまであるらしい。
ライトショアジギングレベルのジグも、ロックフィッシュ用の重たいテキサスもぶん投げられそうです。
足場の高いところや磯では6フィート弱のロッドでは、長さが足りなく感じそうだけど、飛距離の面では問題なさそうですよね。
MXHもいいな...。
パワーありそうだから、ナマズや雷魚的な釣りにもグンバツ。
バス釣りでも、ビックベイトやでっかいジャークベイト、デカトップの世界が待っている...。
魚釣るだけならシーバスがいるから、バス釣りはこういう方面を開拓してくのもいいなぁ。
硬い分、LHより感度がいいから、ボトムの釣りにも向いているとのことで、バスのテキサスやジグ、ロックフィッシュにも良い。
で結局、Bristのどれを選べば幸せになれるのか
だれか教えて!!
第一の条件から考えると、海での使用をメインにすると、ベンダバール8.9Mが適してる。
でも、オフショア(ボート釣り)にも使うとすると、5.10の方がいい。
現状、オフショア用のロッドを持ってないし。
オフショアでは、ボートシーバスならLHで、ジギングならMXHが適している。
ボートシーバスの方が今後やる可能性が高そうな気もするけど、MXHなら夏のカツオ・マグロにも持っていけるスペックではある。
MXHならビックベイトを扱えるという点で、第三の条件的にはMXHなんでしょうか。
逆に、よく投げる15g~20gくらいのルアーを気持ちよくキャストできるのはLHだと思うので、第二の条件的にはLHな気もする。
隅田川の下流で橋脚のピンに入れて、クラッチフリーでキワに落とし込みたい!
オーバーハングの下にスキッピングでルアーを送り込んで、バス釣りたい!!
普段の釣りにも使うならゴーテンだな。
特にLHはキャストするのがすげーーー楽しくなりそうな予感。
5.10のピンスポットにズボズボ決まるって感覚は、LHの方がより味わえそう。
曲がるロッドの方が投げるのも魚を掛けてからも好みだ。
超悩む。
結論
実は、この記事を書き始めてから1週間たっていて、その間に心は決まってきた。
5.10MXHをまずは買います。
ベンダバールは使用用途が限られるので今回はパス!でも欲しいからMXHを使ってみて良かったら買う!
ゴーテンシリーズの短い剛竿が曲がり、ピンスポットにキャストがバシバシ決まるって感覚を味わってみたい!!
LHとMXHは迷うけど、重いルアーをより遠くまで飛ばせるMXHは、旅用ロッドとして魅力的だ!
キャスト範囲の下限は同じわけだし!
オフショアでの個人的使える度は、シーバスもジギングも予定は未定なんでどっちもどっち、同点!
許容範囲の広さでMXHの勝ち!
あと、たまたま釣りビジョンで観た、でっかいジャークベイトで春バスを釣る番組と、ジョイクロでデカバスを釣る番組にも影響された!
今持ってるMHのバスロッドでは投げられないルアーが投げられるわけだし、タックルバランス的には良いんじゃないでしょうか。
キャストの楽しさと魚とのやり取りが楽しそうなLHの魅力は捨てがたいので、こっちもいつか買う!
次はリール選びだ!!
ということで、ただ迷ってるだけの誰得な記事が生まれましたが、100万人に1人くらいの同じ悩みを持ってしまった人にはもしかしたら役に立つかもしれないので、公開してみます。
以上!