FISHMANのRIPLOUTをポチりました。
同じタイミングでリールもバージョンアップしようかと思ったのですが、カルコンはあまりにお高いので、今持ってるリールを活用する方向に切り替えました。
リールの性能を高めるため、チューニングやオーバーホールに挑戦してみようと思っています。
第一弾として、スプールベアリングの脱脂オイルチューンをしてみたんですが、びっくりするくらいリールの性格が変わりました。
オイルとグリスって重要なんだなぁ。
これらのケミカル類の使いようによってリールの性格が変わってくるようなのです。
調べてみると色んなメーカーがオリジナルのケミカルを出していて、大変男心をくすぐられています。
リールに使うような専用オイルはなかなか高額なので、一気に色んなものを試すのは難しいのですが、今後の購入予定品一覧ということで調べてものを並べておいておきます。
オイルやグリスの粘度について簡単な理解
オイルとグリスは簡単に言うと、粘り気度が違う。粘度です。
サラサラしている油がオイルで、ネバネバしている油がグリス。
どちらも金属を摩耗や腐食から守るのが役割です。
使い分けは、ベアリングなど高速で回転する部品にはオイルを使い、ギアなど強い力が掛かる場所にはグリスを使います。
そして、オイルやグリスの中でも粘度の違う製品がラインアップされています。
粘度が高い方がヌルヌルした巻き心地になり、滑らかに感じるようになる。
サラサラしたオイルを使うと回転が良くなり巻き感は軽くなる。つまり感度がよくなる。(その分ギアなどのノイズとかも拾いやすい。)
基本的に粘度が高い方が飛び散りにくく、回転性能が長持ちし、メンテナンスの回数を減らせる。
オイルやグリスを使い分けると、使用状況や自分好みに合わせて、リールにチューニングすることができます。
IOS Factory
純正のオイル以外では、一番有名?
最近では、だいたいどこの釣具屋にも置いてありますね。
特に軽い巻き心地が好まれるエリアトラウト業界で愛用者が多い。
バス釣りでも使ってる人多いのかなぁ。
僕もエリアトラウト用にIOS-01オイルを使ってました。
商品ラインナップはヘッジホッグスタジオのサイトが見やすい。
オイルはIOS-01と02、ベイトフィネス用の07がある。
01と02の違いはオイルの粘度。02より01の方がサラサラしている。
IOSオイルは、非ニュートン系といって飛び散って油膜がなくなりにくい性質を持っているのが特徴。
ちなみに07が一番サラサラしている設定。
粘度が低いだけでなく、その他にもベイトフィネスで使いやすいようにチューニングされてるみたいです。
単にベイトの飛距離を伸ばしたいなら、01ですね。
グリスは、ギア用のグリスと2種類のドラグ用のグリスがある。
HEDGEHOG STUDIO
ヘッジホッグスタジオは、IOSのオイルを始め、リールのハンドルだとかスプールなど各社のパーツを販売しているショップだけど、オリジナルのオイルも出している。
ヘッジホッグスタジオは、「かっ飛びチューニングキット」というオリジナルのベアリングなどを売ってます。
ベイトリールのスプールに付いているベアリングをヘッジホッグのベアリングに替えると、かなり投げやすくなるという人が多いんだけど、そのベアリングに使われているのがアルケミーオイルのウルトラライト。
リールのベアリングに最適化されたオイルってことなんでしょうね。
なお、ヘッジホッグスタジオで買い物する時、アルケミーオイルを一緒に購入すると、合計金額に関わらず送料無料になるので、ベアリングと一緒に買うのがお買い得な気がする。
Y's Craft
ワイズクラフトもオリジナルのベアリングとオイルを出しているメーカー。
ベアリングの方はたまに釣具屋でも置いてあるのを見かけます。
銀の方が高粘度、金が低粘度のサラサラオイルです。
銀はある程度重さのあるルアーを使う場合におすすめで、金はフィネスに使用がおすすめとあります。
これも非ニュートン系の飛び散りにくい性質のオイルなんですね。
ワイズクラフトからは、ナノトリートメントオイルというオイルも出ているけど、こちらはレベルワインドやハンドルのベアリングなどに使用がおすすめされていて、回転より、金属保護を主目的としたオイルのようですね。
ダイワやシマノのスプレーグリスと同じような役割ですね。
こっちがギアグリス。他にハードタイプもある。
ビッグシューターコンパクトみたいなリールにはハードタイプのグリスの方が向いてるかも。
ZPI
ZPIからはF-0というシリーズのオイルが出てる。
ZPIのオイルは、ピッチングなど手返し重視のショートキャストをするリールには「nanoフィネス」、軽いルアーを遠投したければ、「エクストラロングキャスト」をという住み分けをおすすめしている。
そして、海水にはおすすめしないとはっきり書いてあって、防水・防塵効果は切り捨てて、回転性能を追求したい人向けって感じのオイルになっている。
淡水用のリール向けですね。
耐久性が低いってことは飛散しやすいのか、揮発しやすいのか..。僕の使用用途には向いてなさそうです。
グリスは粘度が高そうなやつもありますけどね。
BORED
BOREDは、サイクル業界で名を馳せたオイル屋さん。リール用のオイルも開発している。
釣具屋では池袋の10minutesで取り扱っているマニアックなオイル。
10minutesはブログで積極的にリールメンテの情報を発信していて、それを読んでたら欲しくなり入手しました。
写真は10minutesがBOREDに特別に発注したオリジナルモデルのオイルとグリス。
ビッグシューターコンパクトのスプールベアリングにオイルを使ってみたら、ピーキー気味だったリールがびっくりするくらい使いやすくなってビビりました。
BOREDの通常ラインアップには、粘度違いで数種類のオイルとグリスがあります。
オイルに関しては、「クラーケン」と「ゴリアテ」がリール向けのオイルです。
どちらも10オイルより低粘度のサラサラ系。
高粘度の方はリール向けに開発された訳ではないようだけど、使えるとのことです。
10minutesで通販もやってますね。
M.T.C.W
これはどこで知ったんだったかな..?FISHMANの人が使ってるって言ってたんだけかな??
エリアトラウト用低粘度・中粘度、バス用低粘度・中粘度、ソルト用低粘度・中粘度..
のように用途によってオイルが細分化されてラインナップされていて、男心をくすぐります。
BOREDを一通り使ったら使ってみたいなと思っているオイル。
メガバスとコラボした「HYPER-滴」という超低粘度のオイルも出している。
ダイワ
ダイワ
純正のオイルも色んな種類があります。使う場所ごとに使い分けれれるようになっています。
基本はこのリールガードオイル&グリス。よく釣具屋にも置いてあります。
ダイワのグリスは粘度低めの液状グリスでガスで噴射するタイプしか売ってない。
ギア用のグリスを売ってないのは、メーカーオーバーホールを前提としてるからですね。
レベルワインドとか普段のメンテナンスで行う場所用のグリスってことです。
ドラグ用のグリスも2種類ですね。
普通のと、ATD用のグリス。
こっちは、ATD搭載機種だけに使えって注意書きがあった。
それと、ベアリング用のオイルが2種類。
普通のと、
ベイトフィネス用の。
シマノ
スプレー製品|シマノ
シマノはダイワより充実してますね。
ダイワと同じようなオイルとグリスのスプレーセットが、普段のメンテ用にある。
ちょっと性能アップしたNEWオイルも出てた。
あとはベイトフィネスリールのベアリング用も。
あとは、釣具屋さんに発注してもらう必要があるけど、複数種類のグリスが入手できる。
用途別に表になってるので、必要な粘度のグリスを取り寄せしてもらう。
おわり
他にも良さげなオイルが見つかったら追記しときます。
なんかこういうチューニング関係の物品って非常に男心をくすぐりますね。