美味しい魚を最高の鮮度で食せるのは釣り人の特権ですが、魚っちゅうのは釣りたてが一番美味しいとは限りません。
熟成さすとか干物にするとかで旨味が増えるんですな。
いろんな食べ方を選べるってのが釣り人の本当の特権なわけです。
でも熟成とか干物ってどうやったら上手にできるの?やり方知らないんだけど!?
はい。そういう方にはこちら。
オカモトのピチットシリーズをどうぞ。
一夜干し用と刺し身を美味しくする用のシートです。
直近の佐渡遠征では、これらのシートを使いアジの一夜干しを作ったり、キジハタの刺し身を熟成させました。
これらのシートを使うことで魚の余分な水分や臭みなどを除去して、いい感じの状態に仕上げてくれます。
ピチット簡単一夜干シートの使い方
想像以上に簡単にアジの干物ができたんで、感動しました。
同時にアオリイカでも一夜干ししたかったんですが、夢中で捌いてたら全部切り刻んでしまったためできませんでした。
関東でイカは釣れるんでしょうか。もし釣れたら書き足しておきたいと思います。
使い方ですが、素材を直接シートで包むだけ。
なるべく隙間なく包むのがポイントです。
シートには裏表がないので特に隙間以外に気をつけるポイントはありません。
今回はアジの干物を3尾同時に作成したので、シートを2枚使ってサンドイッチ状態にしてタオルを上に載せ重しとしました。
一夜干しシートで干物を作る方法
1.魚やイカを干物っぽい感じに捌く
魚の場合、背中からお腹皮一枚まで包丁を入れて、そのまま頭も割ります。
内蔵・エラを取り出したら、処理完了。
干物っぽい形になり感動します。
2.10%の塩水に浸す
塩水処理!
干物以外も塩水処理することで魚が美味くなると言われてます。余分な水分とか臭みや汚れが抜けるみたいですね。
刺し身とかにする場合は、さっと洗うだけで良いですが、干物の場合は30分~1時間くらい漬けちゃう。
塩分が染み込んで、干した時にいい感じになります。
10%の塩水どうやって作るんだって話ですが、海水が3.5%なんで相当濃くすれば良いです。
量ってやるなら1リットルに100gの塩ですね。500ミリリットルなら50gです。
3.水気をとってピチットシートで包んでゆく!
塩水から取り出したら、キッチンペーパーでしっかりと水気を取ります。
水分は痛みの原因なんでキッチンペーパーはケチらずに使いましょう。
外側の水分を除去できたら、ピチットシートでくるんでいきます。
シートの浸透圧で身の中の水分を吸収するので、隙間なく包むことがポイントのようです。
まとめて作る場合は、2枚使ってサンドイッチ状態にするのもありです。
包めたら冷蔵庫にイン!
半日程度寝かせれば完成です。
釣りたてのアジで作った干物は最高にうまーでした。
お刺身シートの使い方
魚を捌いてサクにとったらシートに包んで1時間!あとはキッチンペーパーとラップでお好みの熟成加減で食べればよいよい。
1.塩水処理はやってもやらなくてもOK
お刺身用ピチットシート自体が、余分な水分や臭みを取ってくれるので塩水処理はやらなくてもいいかなと思います。
2.ピチットシートにくるんでゆく!
干物と同様に隙間なくピチットシートでくるんでゆく。
3.冷蔵庫に1時間ほど寝かす!
包んで冷蔵庫に入れて1時間たったら、ピチットシートを剥がしましょう。
お刺身用のピチットシートですが、1時間程度冷蔵庫に入れておけば十分すぎるほど水分が抜けているのがわかると思います。
回収し忘れて半日ピチットシートで寝かせた切り身は、水分が抜けすぎてもっちもちになってしまいました。
個人的にはちょっとかたくなりすぎでしたね。
ピチットシートでなら1時間寝かせただけで、十分美味しいと思います。
そこからさらに熟成させるのであれば、キッチンペーパーで包みラップして一晩冷蔵庫で寝かせます。
白身の魚なんかは、3日くらい寝かせてもいいんじゃないでしょうか。
長時間熟成させる時は、1日ごとにキッチンペーパーを交換した方が良いようです。
あまり脂のノッてない鯛でしたが、3日寝かせたら身がぷりぷりしてめちゃくちゃ美味かったですよ。
感想とかまとめ
ピチットシートいいですね。
刺し身だったら1時間程度寝かせるだけでいい感じになるので、キッチン片付けてる間に食べごろです。
干物も冷蔵庫で思ってた以上にちゃんとしたものが出来上がりましたので手軽で良いです。
佐渡ヶ島ではいろんな魚が釣れて食べましたけど、アジの干物が一番ご飯が進むという発見がありました。
1パックで4枚しか入ってないので、高いっちゃ高いですけどね。
これぞ!っていう魚が釣れたときのために買っておいて損はないかなと思います。
リピート決定。
今度はイカの干物やるんだからね!