続・荒川へ釣りに行く

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釣り具 釣り具-タックルインプレッション(感想)

ダイワ・18リョウガ1520でベイトシーバスをやってみた感想

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釣行回数的にはそんなに多くなかった1年だったのですが、18リョウガでベイトシーバスゲームを1年間やってみたので、レビュー記事を残しておこうと思います。

スペックについてはダイワ公式サイトを見て確認してください。

https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/reel/bait_rl/18_ryoga/index.html

ラインのセッティング


PE2.5号を150m巻いてます。(スペック的には2号230m巻けたと思うので糸巻き量は上限からやや少なめの状態)

このラインがダメになったら3号に変えようかなと思ってる。

リーダーはフロロ8号を2ヒロ分くらい。短くなってきたら交換してる。

この1年間バチ抜けパターンも含めて15g以上のルアーしかほとんど投げてないので、このセッティングで不便はまったくなかったです。

バチ抜け用の軽いルアーについては7gくらいのルアーもたまに投げることもありましたが、さすがにあんまり飛ばせないけど、注意して投げてればバックラ連発ということもなかった。

根がかりをできるだけ回収したい気持ちがあるので、糸は太くしたい派です。

36mm経スプールはベイトシーバスとの相性抜群

なんというか、リールをカスタムしたり色々と気を使って軽いルアーを投げるより、最初から投げやすいルアーをさらに投げやすくしたいと思って、スプールが36mm経以上のリールを探しました。

で、18リョウガ1520の左ハンドルを購入。

シーバスにはこれまで34mmのリールしか使ってこなかったマンによる、36mmスプールの感想ですが、めっちゃ良い。です。

15g~30gくらいのルアーがめっちゃ投げやすい。投げやすいというか飛距離が出しやすい。そんな感覚です。

フルスイングしてるつもりじゃなくても、スーッと飛んでく感じがします。

ブレーキのシステムもこれまで使ってたものと違うので、その影響もあると思いますが。

そして10gくらいなら普通に使えてます。そんな感じ。

「マグフォースZ」はめっちゃ飛ばしやすい

リョウガのブレーキ調整はサイドカップ自体を回転させて調整します。写真にあるようにメモリと引っ掛ける突起みたいなのが付いてます。

正直回しやすいとは言えないし、夜だと今どこにメモリが設定されてるのか分かりにくいです。

リョウガのスプールはSVスプールではなく、G1ジェラルミン製のマグフォースZスプール。

ブレーキのシステムもマグフォースZ。

SVの方が新しいシステムですが、マグフォースZとSVのどっちが優れてるとかではなく特性が違うという理解でよいと思います。

気になってたのは、ダイワのシーバス用リールであるところのモアザンPEがSVを採用してて、SVはPEの使用に向いているとか言われてる点。

リョウガはバス用のリールでマグフォースZを採用してるわけで、シーバスみたいな遠投をする釣りにはどうなんだろうと不安がありました。

まぁ結果は、杞憂でしたね。

キャストフィールはいい感じです。

マグフォースZいいやん!ってなってます。(後にでたモアザンPETWはPEチューニングがされたマグフォースZが搭載されてましたね)

そもそも遠心ブレーキよりマグネットの方が、僕個人には合っている気はしてます。

どう違うのか言語化が難しいのですが、遠心ブレーキとマグフォースZのブレーキの効き方の違いは感じ取れます。

遠心ブレーキでバックラッシュしない安心感のある設定にするとブレーキ強くなりがちというか、マグネットの方がオートマチックに伸びてくれるというか、そんな感じ。(どんな?)

飛距離に関してはスプール経が大きくなったからという理由が大きいと思うのですが、バンタムMGLと比較して後半に伸びる感覚があります。

実際にカゲロウとかハイスタンダードみたいなぶっ飛び系のルアーは見た感じで分かる程度に飛距離が伸びました。

SVスプールと比較して感じるのは、着水バックラッシュには気を使わないといけない点について。

リョウガは着水時にはちゃんとサミングを行わないとトラブります。

SVスプールでも着水時にサミングはするんですが、よりストレスフリーだったような気はします。てきとうで良いというか。

リョウガで着水バックラッシュしない程度にブレーキをかけると、飛距離が大きく損なわれますね。それは実感します。

難しさの分、後半に伸びるということなので飛距離はマグフォースZの方が出るんだと思います。

ハンドルとノブは交換したい


デフォルトのハンドルは長さ90mmで、普通のノブが付いてます。

バス用なら感度重視でこれでいいのかもしれませんが、シーバスだとハンドルには手を入れたい気分になります。

ハンドルはもう少し長いほうがしっくりくる気がしますし、ラウンド型のノブの方が力を入れやすくて使いやすくなると思います。

特にノブに関しては、鉄板バイブを早巻きする時などに物足りなさがあります。

ハンドル長に関しては感度重視でこれでいいという意見もありそう。個人の感覚ですね。

たぶん僕が主に肘を支点にしてハンドルを回すタイプなので、もう少し長くしたい気持ちになるんだと思う。

ハンドルの長さについて

短い=高感度=巻重り
長い=低感度=抵抗の強いルアーが軽くなる

丸形の宿命!レベルワインダーとスプールが近い問題の影響は?


丸形のリール全般に当てはまるネガティブな点として、レベルワインダーとスプールの距離が近い問題があります。

距離が近いと何が起こるかというと、ラインの角度が鋭角になるので抵抗が増えます。

この抵抗のせいで飛距離は損なわれるし、バックらさせないためのいい感じのブレーキ調整の邪魔になると言われてます。

この問題を解決するためにロープロリールでは、ダイワではTWというシステムが開発されました。

で、以下このレベルワインダー問題の影響はどの程度なのか、個人の感想です。

軽いルアーを投げるときには、違いが実感できるかなー?レベル。

レベルワインダーが中央にいるようにして投げれば影響は最小限になるらしいのですが、いちいち気にしながら投げるのは面倒です。

個人的にはぜんぜん気にせずやってます。笑

レベルワインダーが中央にいようが端っこにいようが、普段投げてる15g~20gくらいのルアーだと全然違いが分かりません。

エリア10とか投げるときには、多少感じます。まぁでもそんなに..。劇的に変わるほどではないです。

ブレーキは最小でラインも細くして飛距離を追求してる!みたいな人だと違う感想を抱くんだとは思います。または軽いルアーも投げたい人。

僕はブレーキのメモリは5~10の間でやってて、あまり攻めた設定にしないですし。軽いルアー投げないですし。

でもベアリングしかり、こういう小さな違いの積み重ねで全体的なフィーリングは変わってくるのは確かなので、性能を求めたい人には気になるのかなーと思います。

シマノはこの問題をナロースプールにすることで解決しようとしてるみたいですが、ナロースプールにするとラインをたくさん巻いたときに、遠投時に巻取り量が変わる問題が発生するので、それもどうなん?って気がしますよね。

キャストフィールを取るか、リーリングのフィーリングを取るかの二律背反。

スプールとレベルワインダーの距離問題は、個人的にはそこまでのデメリットに感じなかったという話です。

パーミングのしやすさは?


一応リョウガは丸形ではありますが、左右のカップの大きさが違っていてハンドルと逆側が小さくなっていて握りやすくできてます。

ロープロリールと同じ持ちやすさとは言えないですが、パーミングはできてます。

(手は大きくない方です。)

ダイワのリールの好きなところは、写真でもわかるようにレベルワインダーの下側に人差し指を引っ掛けるスペースがあるところ。

力は入れやすいです。魚が釣れたときに安定するんよね。

当然すぎるのであえて最後に言いますが、巻心地最高

そのために買ったようなものなので..。

メタルボディの剛性感、高精度なギア..。

巻心地は最高によいです。

沈みテトラや岩の下流側を通したときに、一瞬抵抗が軽くなるみたいなことを感知することができます。

魚がルアーの後ろに追尾したのを感じ取れるとかいうのは言い過ぎだと思う。笑

ダイワ18リョウガはおすすめできるのか

個人的には満足です。

ベイトシーバス用のリールに求めたもの

・剛性と巻心地
・重めのルアーを遠くに飛ばすための36mm経以上のスプール

これだけだと、ダイワだとジリオン、シマノならエクスセンスやアンタレスも候補に入ってきてはいた。

が、やっぱ丸形が使いてぇ..!という気持ちがあったので、個人的にはカルカッタコンクエストかリョウガの2択でした。

見た目と巻心地を一番重要視しました。その点では大満足。

36mm経スプールもベイトシーバスにぴったりなのではと思います。

丸形のキャスト性能におけるデメリットも軽いルアーを使わなければ感じなかったので良かった。

ということで、軽いルアーはあまり投げないのであれば、リョウガ良いですよ。と言いたいです。

僕がリョウガを買った2020年だと、カルカッタコンクエストは古いからリョウガの方が魅力的に映りました。

カルコンは海水に弱い部分があるなどの情報も広まってましたので。

2021年の現在ですとカルカッタコンクエストがアップデートされてるので、話は変わってきますね。

ただカルコンって100番はスプール経が33mmで200番はスプール経が38mmなんですよね。

リョウガを使ってみて、36mmめっちゃいいやんとなってるので、スプール経についてはちょっと気になる。

カルコンの200番で10gくらいのルアーをストレスなく投げられるんか?とは思う。どうなんでしょ。

まぁ10gのルアーなんて使わなくてもシーバスは釣れるので、飛距離とより太い糸を扱えるカルコンを選ぶってのも分かる。

100番の33mスプールもどうなんでしょうね。

カルコンって結構尖ってますよね。まぁリョウガはその分かなり重いという点で尖ってるか。カルコンの方が軽いです。

そもそも重さを気にするならロープロにしとけと思うけど。

ブレーキがSVSインフィニティになって調整しやすいのはいいよね。

価格もほぼ同じだし、これは迷う。

最終的には、黒がかっこいいと思うか、金がかっこいいと思うかで決めるしかなさそうです。

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