ベイトの着き場が変わったり、干潮じゃないと入れないポイントがあったり、満潮じゃないと釣りにならないポイントがあったりします。
ちなみに荒川だと、秋ヶ瀬の堰までは満ち干きの影響を受けます。
で、潮の満ち干きは潮見表というものを見て、動きを確認をします。アプリで確認するのが簡単でよろしいので、潮見表アプリを紹介します。
潮の満ち引きとかよくわからんという人はここから
知ってるひとは読み飛ばし推奨。
海水は一定周期で満ちたり干いたりしています。この現象を潮汐(ちょうせき)と言います。
潮汐は半日周期で上下しますが、もっとも水面が高くなる時のことを満潮、もっとも水面が低くなる時のことを干潮といいます。この上下運動を潮の干満と表現したりしています。
潮の干満は、これも一定周期で、干潮満潮それぞれのピークの時間と、水面の高さがずれていきます。
そのため、干潮と満潮の水面の高低差が、大きい日と小さい日が生まれます。高低差は1日毎にだんだん変動していきますが、大きくなってピークに達したら、徐々に小さくなって、ピークに達したらまた大きくなります。
この高低差が大きい日から順に大潮(おおしお)、中潮(なかしお)、小潮(こしお)、長潮(ながしお)、若潮(わかしお)と定義されています。
サイクル的には、大潮→中潮→小潮→長潮→若潮→中潮→大潮→中潮→...
こんな感じで進んでいきます。中潮は大潮の前後にありますが、小潮は大潮後の中潮の後にしかありません。
大潮後の中潮は後中潮と呼びます。バチ抜けは後中潮に発生してましたが、潮の満ち引きが関係する場所で釣をする場合、生き物は潮のサイクルに合わせて活動してますので、潮の満ち引きを考慮することは釣果にも影響があります。
干満の高低差が高いほうが、潮の流れが速くなります。
干満のスケジュールは、「毎月◯日は大潮の日」というように決まっている訳ではありませんので、潮見表というカレンダーで確認します。
潮見表はスマホで確認できるようにしておくと、釣行前でも現地でも見ることができるので便利です。
普通のウェブサイトで潮見表をアップしているところもあるのでですが、やっぱり専用アプリを使うのがオススメです。
潮見表アプリでおすすめは「釣り気分」
有名アプリみたいなので、既に使っている人も多いかもしれませんが、潮見表アプリは「釣り気分」というアプリをおすすめします。無料です。
機能もUIもシンプルなところが気に入っています。
釣り気分でできること
- カレンダー形式で潮汐のサイクルが確認できる
- 選択した地点のタイドグラフが確認できる
これです。シンプル・イズ・ベスト!
設定すること
全国各地の釣り場から、グラフを確認したい地点を選択する必要がある。
北から順に都道府県内の釣り場が一覧に並んでいるので、任意の行をタップする。
そうすると、上の選択した釣り場に釣り場名が表示される。
いくつかのポイントを釣り歩く場合、この膨大な一覧からいちいち選んで切り替えるのは大変。
その場合は、お気に入り地点に登録しておくと、後から選びやすくなる。
一覧の>マークをタップして地図を表示、お気に入りをオンにすると、釣り場一覧の上部に表示される
カレンダー表示から日別の表へ
カレンダー表示の画面から、タイドグラフを見たい日をタップして選択
画面下の潮汐ボタンを押せば、日別のタイドグラフの表示に切り替わり、任意の日の表が見られる。
日別の表示状態から、スライドさせることで次の日や前の日のグラフへの移動も可能。
シンプルだけど、潮見表アプリに必要な機能は揃っていて、使いやすい。
これで十分ですね。
惜しむらくは、内陸部の地点が登録できないこと。まぁ、できるアプリを知らないのですが。
荒川中流域だと、河口からだいたい1時間~1時間半遅れと思っておけばOKかと。
iPhoneアプリで荒川中流域のタイドグラフを見られるものがあったら教えて下さい。