今年の梅雨は激しい雨が降ってますね。。
こう天気が荒れると釣りに行くのも躊躇してしまいます。
佐渡ヶ島釣行は、釣果はアレでしたがまぁ楽しかったです。
ですが、楽しいことの裏には危険やリスクが潜んでいるものです。
今回そんなことを考えて、佐渡の海に釣りに行く前に、ライフジャケットと旅行保険を買いました。
それと、佐渡釣行前に受けた試験というのが、損害保険のテストなのですが、協力してもらってる保険代理店の人に面白い話を聞けました。
ライフジャケットは水難事故だけでなく、転倒のケガからも守ってくれる
海釣り施設だとライフジャケットの着用が義務付けられているところもあります。
磯釣りをする人もライフジャケットはマストで着用してますね。
堤防で釣りをする場合もライフジャケットはあった方がいいんですよね。
ライフジャケットの着用有無で、落水時の生存確率が大きく変わるそうです。
海での釣りについて調べていたら、ライフジャケットの着用を啓蒙する記事をいくつか見かけました。
自分の命を守るためにも必要ですが、重大事故が起こると釣りをする場所もなくなりますので、
ライフジャケットを広めようという動きがあるみたいです。
ほんとは夜の荒川で釣をする時もライフジャケットあった方がいいんだよね。
荒川常連の人はライフジャケットしている人も結構います。
ケガを治すための費用は保険でカバー出来ても、命はライジャケでカバーするしかないですから。
あと、ライフジャケットには落水時に浮いて命を守る以外にも、転倒のケガを軽くする効果もあるそうです。
テトラから落ちて肋骨にヒビが入った人を知っていますが、ライフジャケットがあったら肋骨は無事だったかもしれない。。
こんなライジャケを買いました
大手メーカーだと15,000円~20,000円くらいが相場っぽいですが、
5,500円くらいのコレをナチュラムで買いました。
値段は安いですが、国土交通省形式承認品ということで、ライフジャケットとしての品質は担保されてる模様。
胸の部分にパーツがなくて、つけ心地は良い感じです。
釣りの動作ではまったく邪魔になりません。
背中にもちゃんとD管が付いてます。
良いやつに比べると収納力は劣ると思いますが、ケースを1つずつ収納する分には、取り出しやすいポケットでした。
プライヤーホルダーは、一応ついてますが使いづらいです。気になる人は別途取り付けた方が良いかもです。
こういうの。900円くらいですが、一緒に買えば送料無料。一緒に買えば良かった!!
今はなき釣り保険、無くなった理由は釣り人に有利すぎたから
ライフジャケットで最悪の事態になるリスクに備えることができました。
その他のリスクについては保険でカバーします。
レジャー保険とか旅行保険ってありますね。
旅行会社で海外旅行の手続きをすると、海外旅行保険に入れってだいたい言われます。
あと、ゴルフをやる人はゴルフ保険に入ったりしますね。
国内旅行用の保険もあります。
今はなくなってしまったみたいですが、釣りにも保険があったそうです。
なんでなくなったかというと、保険会社にとって採算が合わなかったから。
被保険者である、わたしたち釣り人に有利すぎたからなくなったそうです。
防波堤から落ちたり、磯やテトラですっ転んで怪我をする事故も多いと思いますし、その保証ももちろん受けられます。
ですが、一番保険請求が多いのって、携行品損害の補償だったそうです。ロッドが折れたとか、ガイドが欠けたとか釣り具が壊れた時の補償ですね。
(ちなみに、火災保険も家財の請求が一番多いらしいです。ノートPCを落として壊したとか、ガラスが割れたとか)
頻度で考えれば、ケガよりモノが壊れる方がそりゃ多いですよね。しかもケガって言っても数回通院した程度の治療費じゃあ、みんなが使っているような高級ロッドは買えません。
みんな道具に金かけてるもんなぁ。釣り保険に入ろうと思うような人は言わずもがなです。
そりゃあ、採算とれずになくなるわ。と納得できます。
釣りに使える国内旅行保険
じゃあもう釣りの時に使える保険って今はないのかと言ったら、そんなことはございません。
国内旅行保険でカバーできます。
旅行保険だと釣りだけでなく、登山、サイクリングなども対象。普通に観光中に転んでケガしたとかもOKです。
保険会社によっては、免責だったりオプションだったりしますが、釣り道具破損のリスクもカバーできます。
釣りに潜むリスクは?どんな時に保険が使える?
国内旅行保険でカバーしている保証はこんなところです。
- 死亡した場合
- ケガをして入院した場合
- ケガをして通院した場合
- 携行品の損傷、盗難
- 他人を怪我させてしまった場合の損害賠償
- 救援費用
これを踏まえて、釣りにはどんなリスクが潜んでいるか考えてみました。
それと、そのリスクにたいして国内旅行保険でどんな保証が受けられるかをまとめておきます。
死亡のリスクと保証
海で釣りをする人には危険がいっぱいありますね。
堤防から落ちる、もしくは、海上のテトラに乗って足を滑らせ海に落下...
磯も危ないですね。多少海が時化ている方が釣れる釣りも多いですし。
不運にも命を落としてしまった場合、保険金が支払われます。
旅行中のケガが原因で後日死亡の場合も保証の対象です。
1日500円くらいの保険料で500万くらいの保証なので、本気で死亡のリスクに備えようと思ったら、旅行保険ではないと思いますが。。
使い道は、死んだ後に葬儀費用の準備ってかんじですかね。
ケガのリスクと保証
ケガをして入院や通院などをした場合に、保険金を受け取ることが出来ます。
死亡事故よりこっちの方が本命でしょう。例えばこんな場合。
テトラの上を歩いていて、足を滑らせて転び、肋骨を強打。
夜眠れないくらい痛かったので、病院に行った。
それある!(去年、目の前で見ました)
こういうケガは分かりやすいですが、他にもこんな場合にも保証されます。
ブヨに刺されて、両足首が首の太さくらいに膨れ上がって、皮膚科を受診した
それある!(去年、半袖短パンで管釣りに行った時に、刺されました)
ブヨに刺されると尋常じゃなく痒いです。刺された周囲が腫れて痛いです。
でも病院にいってステロイド系の軟膏をもらうと、治りが早くなります。
こういった事故が起きて、病院で受診すれば、保険金を受け取ることが出来ます。
他にもヘビとかハチとか自然界には危険な生き物がいますが、そういうのもどんとこいですね。
あと、旅行中の怪我が原因で手術することになった場合にも保険金が貰えます。
携行品損害のリスクと保証
頻度でみるとこれが一番だと思います。
所有の身の回り品に起きた損害を保証するものです。
イナダと遊ぼうと思っていたら、まさかのブリサイズがかかってロッドが折れた
ロッドを持って堤防を歩いていたら、バランスを崩し、堤防の壁にぶつけてガイドが破損した
車上荒らしにあって、タックルや貴重品が盗まれた
デジカメのストラップが切れて、落とした時に影響を破損した
こういった持ち物が壊れた、盗まれたといった場合に保証が受けられます。
別にロッドにかぎらず、時計でも自転車でも、故意や重大な過失がなく、突発的かつ偶然の事故なら保証されます。
後述しますが、どんな条件の時に保証が受けられるのかというのは注意しておく必要がありますし、
保険によっては釣り竿は対象外という場合もあります。
保障内容は入る前によく確認する必要はありますが、持ち物全般が保証されます。
他人を怪我させたり、他人のモノを壊してしまった時の賠償責任の保証
個人賠償責任保険と呼ばれる分野です。
他人に怪我を負わせてしまったり、他人のモノを壊してしまった時に、相手から損害賠償請求を受けることがあります。
賠償金を負担することになった場合、保険金が支払われるます。
キャストしようとした時に後ろを通った人に、ジグを引っ掛けて怪我を負わせた
旅館の高そうなツボを落として壊してしまった
このような自体に陥った時に、相手から賠償請求を受ける可能性があります。
怪我の具合によっては高額な賠償請求責任を負うことになりますが、
500円の保険金で、3000万くらい保証されますので、保険に入っておくと安心です。
釣り目的で旅行保険に入るときの注意点
釣り目的で、国内旅行保険を使いたいと思った時に、注意しておいた方が良さそうな点もまとめておきます。
色々な保険会社から旅行保険が発売されていますが、どの商品でも釣り目的に一致するかを、加入前によく確認することをおすすめします。
保険金が支払われる条件に注意
事故が起きても保証されないケースがありますので、事前に確認しておくことが重要です。
その1 保証の対象となる条件に注意
怪我や携行品の保証すべてに言えることですが、
・偶然かつ突発的な事故であること
・故意や重大な過失がないこと
これらが保証の対象となるために必要な条件のひとつです。(条件のすべてではない)
例えば、
酔っ払った状態で堤防に行って海に落っこちた
だと、保証されないかと思われます。
この保険は、十分に安全に留意した上で起きた不運な事故を保証しますよ。という意味ですね。
その2 免責にも注意
上に書いたことと通じますが、免責条件には注意が必要です。
まず、免責というのは、保証の対象外になりますよ。という意味です。
保険会社によっては釣り竿は保証の対象外という場合があります。
釣り目的の場合は、携行品損害保険の免責条件は要確認です。
ちなみに、私が入った、あいおい損保の旅行保険では、釣り竿が保証の対象になるようです。
他に保証の対象外となるもので代表的なのは、コンタクトレンズとスマホ。
持っている人が多くて、よく壊れるものを保証していると保険会社も商売が成り立たない訳ですね。
それと、免責金額のことも頭に入れておきましょう。
免責金額以下の損害については、自己負担が発生します。
入院や通院には免責金額はないと思いますが、携行品の場合免責金額が設定されている場合があります。
例えば、携行品の保証10万円(免責金額3000円)となっていたら、
ロッドのガイド破損→修理費用2000円
この場合、保険金は支払われません。
ロッドが折れて買い替え→再調達価額3万円
この場合は、保険金が支払われます。
その3 保証の重複にも気をつけよう
旅行保険は、死亡・ケガ・携行品の保証があります。
実は旅行保険の中身は、それぞれの保険を組合せた商品として販売されています。
ですので、別の保険と保障の中身が重複している場合があります。
ケガの部分の保証は入院保険、
個人賠償や携行品の保証は火災保険の特約で入ってる可能性があります。
保険のことは信頼できる人に相談するのが1番
保険のことを勉強してみて、強く感じるのは、
保険ってややこしいので、プロに相談するのが一番だなということ。
知識のないと、無駄に高い保険に入ったり、せっかく入った保険を有効に使えてなかったりが多そうです。
こんなことにも使えるんだ!っていう発見が多いですね。
しかし、保険売っている側から見ると、保険金の請求は少ない方がいいというインセンティブが働くはずなので、いかに信頼できる人と繋がれるかが大事かなと思いました。
自分だったら、乗り合いで色んな保険会社を扱っている代理店で保険を探すと思います。
保険のはなしとかは、こっちでも書いてます。よかったらどうぞ!